オセロ誕生の秘密 | オセロ公式サイト

オセロは、少年がつくった?

発案者エピソード

オセロは、日本人の長谷川五郎氏が発案したゲームです。第二次世界大戦が終わって間もないころ、当時の長谷川少年が、碁石を使って生み出した遊びが、オセロの原型です。オセロの石が黒白なのは、碁石がもとになっているからです。戦災で校舎が全焼して青空授業が行われていた学校で、10分間の休み時間内に決着がつくゲームとして生徒のあいだで人気になりました。

その後、会社勤めをしていた長谷川氏でしたが、かつて生み出した遊びを思い出し、牛乳びんのフタで石をつくって試作品を玩具メーカーに持ち込みました。その企画がとおり、1973年4月29日に「オセロという登録商標で販売されたのが、ボードゲーム・オセロの正式デビューになります。発売されるやいなや、人気はみるみる広まり、空前の大ヒットを記録しました。

牛乳びんのフタとほぼ同じ直径34.5mmのオセロ石は、発売当初から変わらないオセロ石の公式規格になっています。

名前の由来は、シェイクスピア!

オセロの由来

オセロという名前は、長谷川氏の父親で英文学者だった長谷川四郎氏の発案で、シェイクスピアの戯曲「オセロ」がその由来です。黒人の将軍・オセロと白人の妻・デスデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえたのでした。緑の盤面は、戯曲「オセロ」の戦いの舞台、イギリスの緑の平原をイメージしてつくられたと言われます。

ボードゲーム・オセロが生まれる遥か以前、明治時代に、リバーシという、石をはさんでひっくりかえすイギリスのゲームが日本に伝わったことはありましたが、現在、みなさんが認識しているオセロというゲームのルールや姿かたちをつくりだしたのは長谷川氏で、それが、日本、そして世界中に「オセロ(Othello)としてひろまっています。緑色の盤や、盤の中央のマスに黒白交互に並べてスタートするといったルールは、すべてオセロがつくったものです。

ひろがる、オセロの仲間たち

オセロの魅力

ボードゲームの世界的定番となったオセロは、現在、株式会社メガハウスから発売されています。

1973年にデビューした初代オセロは、これまで一度もモデルチェンジされることなく、現在も「オフィシャルオセロ」という名前で発売されています。大会などの公式試合ではこのオセロが用いられています。

また、石がマグネット式で盤が折り畳み式になった「マグネットオセロ」や、盤に石がしまえる「ベストオセロ」など、さまざまなバリエーションが展開されています。特に、盤面の各マスに石が内蔵されており、盤面をくるくると指で回転させて遊ぶ「大回転オセロ」は、石をなくす心配がない、新しいタイプの「オセロ」です。

オセロは、頭脳と指先をフルに使い、かつ会話も活性化するため、子どもたちが遊ぶゲームとしては最良のものの一つと言われています。脳障害のある患者さんのリハビリに利用している医療機関もあるくらい、オセロは知的コミュニケーションツールとして認められています。
時代は変わっても、オセロの楽しさ・奥深さは、変わることなく世界中の多くの人に愛されてきました。そしてこれからも、遊びとしての進化や発展を遂げながら、“オセロの輪"をひろげていくに違いありません。